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「!」「ー」をよく使う人の何割かは、メールをしているときに、絵文字顔文字を使うのが嫌で、けれども素っ...
アメリカ大陸最古の住人「ホピ族」の世界では、万物に精霊「カチナ」が宿っているとされ、画像はその人形な...
夜更かしをする理由のひとつに、「今日という日に満足していないから」というのがある。充実しきっている日...
新年早々あれですけど、フクロムシっていうカニ専門の寄生虫がいるんですよ! そいつが男性のカニさんに寄...
「ヒロインが主人公に惚れる理由がわからない」「その展開に至る伏線がない」といった不満がよく聞かれるこ...
本当に好きなことについて考えるのは、勇気のいることだ。「自分が本当に欲しかったもの」「自分が本当にい...
「隣で大切な人が眠っている」というシチュエーションが死ぬほど好きなのは、眠りというのが無防備の究極形...
不健全な考え方だが、幸せになった二人のどちらか、あるいは両方が死んでしまう話を僕が好むのは、彼らの「...
しあわせとは、通学列車の中で眠りこけ、目を覚ましたら海のある町にいて、「やってしまった」と溜息をつき...
受け入れたんじゃない。悲しみを忘れただけだ。許したんじゃない。怒りを忘れただけだ。諦めたんじゃない。...
雄大な自然や美しい夜景を見て「俺の悩みなんてちっぽけなもんだな」って言う気持ちも一応わかるんだけど、...
表情豊かなロボットがいました。ペットを失って悲しんでいる娘のために父親が買ってきたものです。少女は「...
父親は、その表情豊かなロボットと一緒にいれば、感情の起伏のない娘によい影響があると考えたのです。事実...
少女だった女性が老衰で亡くなったとき、ロボットは、彼女のいっていた「どうせ壊れるから、いらない」の意...
「遺産目当てなんだろうけど、傍にいてくれるだけで嬉しいよ」 「そう思うならさっさと死んで遺産ください...
「五万円払って食べたディナーの味より、遭難したときに食べたおにぎりの味が忘れられない」とか「人生が上...
「時間遡行者の男が、殺人罪で死刑囚となった女に『罪を犯す前の私を死刑にしてほしい』と頼まれ過去に向う...
「私のこと騙してたんですね」「うん。利用してただけ」「酷いなあ。傷つくなあ。でも、聞かなかったことに...
米津玄師やジェイク・バグみたいな若いのに地に足がついているモンスターを見るたびに「俺はこの23年間一...
文系脳だから「摩擦はないものとする」的な言い回しが新鮮で、「あなたが身分の違いを無視して思いの丈Pを...
11月22日、新刊が出ます。『いたいのいたいの、とんでゆけ』。自分で殺した少女に恋をしてしまった男と...
聡明なお嬢さんに「皆さんご存知ないようですけれど、私だけは、あなたが本当は優しい方だって知っています...
24歳になっても当然のように、12歳が好みそうな大衆音楽や16歳が好みそうな娯楽映画に恋をする。それ...
音楽を好きになればなるほど「許せない音楽」が増えるように、物語を好きになればなるほど「許せない物語」...
人の好意というものを信じておらず、一日の終わりに必ず「今日も友達でいてくれてありがとうございます」と...
振り返ると、疲れ切っているときほど面白い冗談が言えたし、自分にうんざりしているときほど温かい物語が書...
僕は昔からそれを「サマー・コンプレックス」と呼んでいるのですが、夏を強く感じさせるものを見るたびに憂...
「『今回の本はつまらない。がっかりした。次も買います』と言ってくれるタイプの読者が大好き」と村上春樹...
8月25日、新刊『君が電話をかけていた場所』がMW文庫から発売されます。季節は夏、舞台は海沿いの田舎...
最初から報われないとわかっていれば何が起きようと失望は最小限で済むし些細なことが幸せに感じられるんで...
自分を許すのはちょっと難しいけれど、自分とよく似た誰かを許すのはそんなに難しくなくて、そうやって自分...
こんな感じに仕上がっています。 http://twitter.com/everb1ue/status...
「さあ、何でも話して」と言われると途端に何も話せなくなるものだ。話させ上手の人は、最初からある程度話...
努力と才能の関係について、海外の作家がこんな風に言っていた。「自分に才能があるとわかると努力が楽しく...
変な趣味を持った変な人が変なことを楽しそうにやっているのを、手伝うのでも嘲笑うのでもなくただ隣で見て...
たしか「毎回敬語の女の子が登場するのはどうしてですか?」みたいな質問を受けて「敬語ってどんな方言より...
敬語って「距離を置く言葉」だと思うんですよ。ですます口調で話している限り、話し相手との間に、「手を伸...
先月発売の『君が電話をかけていた場所』と今月発売の『僕が電話をかけていた場所』、二冊並べるとこんな感...
「嫌い」が多いことよりも「好き」が少ないことの方が実は厄介で、「悲しい」が多いことよりも「楽しい」が...
誤解されがちですけど、たとえば「死にたさ」と「生きていたさ」って総和が常にゼロとは限らないんですよね...
”幼馴染とは毎朝窓から入ってきて「何時だと思ってるの」と呆れつつ起こしてくれたり「ずれてる、みっとも...
ハロウィンパレードの仮装行列の中を歩く、全身血塗れで笑い合っているカップル、もしかしたらあの二人は今...
表現がいくら稚拙だろうと、作者が「本当に好きなもの」だけをいっぱいに詰め込んだ作品っていうのは絶対に...
できるだけ他人のことを悪く言うべきではないと思うけど、それは敵を作らないためと言うより、むしろ「いつ...
これまで聞いた中で最も印象深かった「人生で一番嬉しかったこと」は、「一人ぼっちだった小学生の頃、合唱...
他人の顔色ばかりうかがっている人がどんな人生を送るかと言いますと、表情の小さな変化に敏感なので、一見...
取材のため目黒寄生虫館へ。写真はフタゴムシという寄生虫で(撮影OK)、「一目惚れした相手と融合して添...
お気に入りの場所も好きな曲も大切な思い出も、それを人に話した時点で、ある種の魔法が解けてしまう気がす...
他人の目ではなく自分自身の目を気にして格好つけている人が好きだ、無理してブラックコーヒーを飲んで、わ...
三日間の幸福にも似たようなことを書いたけれど、「生きているうちにやっておきたいこと」と「死ぬ前に『や...
『秒速5センチメートル』『あの花』『国境の南、太陽の西』みたいな話を無条件で好きになってしまうのだが...
『秒速5センチメートル』が今晩NHK BSプレミアムで放送されるそうです。僕はこの映画の一話終盤で描...
「私は箸の使い方で人間性を判断することにしている」みたいな”一家言ある人”が恐ろしい、と歌人の穂村弘...
科学的素養がないので、人工知能に関するニュースを聞いても、「文章力に自信のない美男子がSNSのやりと...
免許取りたて車買いたての大学生が、よく晴れた土曜の朝に「どこでもいいから遠くに行こう!」と思い立って...
研究室で夜遅くまで論文と格闘して、ときどき気分転換のため自販機までコーヒーを買いに行ったり、憂さ晴ら...
五歳くらいの頃、母親に「どうして大人は幽霊が怖くないの?」と訊ねたら、「怖くないわけじゃない。幽霊に...
物分かりがよい僕たちは、「恋愛小説のように激しい恋」も「少年漫画のように爽やかな青春」も「ホームドラ...
精神病について書かれた本を読んでいたら、フォリアドゥ(ふたり狂い)という言葉が出てきた。親密に結びつ...
今くらい暖かくなってきた頃に夜の住宅街を歩くと、凝った料理の匂いとか、高価なシャンプーの香りとか、仏...
一年くらい前に撮った写真を久しぶりに見てみると、「こんなに楽しい思い出なのに、今まで完全に忘れていた...
きらきらした写真の載ったフェイスブックやインスタグラムを見たときより、一人原付旅とか廃墟探しとか秘境...
森博嗣がどこかで「勉強をしても頭は良くならないが、頭の良さは小事で、勉強は大事だ」と言っていたんだけ...
ここ数年、初夏の匂いを嗅ぐたびに、祝う相手のいなくなった記念日が近づいているような気分になる。その日...
20XX年夏、ある巨大化学工場の事故により、日本の空は果てしなくノスタルジックな色に染まった。この影...
自分には「引き算の楽しみ」しか残されていないな、とよく思う。缶コーヒーで飲み比べをしたり、原付だけで...
だから、「願いが限定的に成就する」みたいな状況に、僕は強く惹かれる。ある男が恋い焦がれている女には既...
これは内緒の話なんだけど、夏、観光地も何もない海沿いの田舎町に宿をとって、「世界があと数日で終わるこ...
ちなみに、僕がこれまでに触れた「世界の終わり」もので一番興奮したのは、『エヴァ』でも『サイカノ』でも...
大学時代の夏休み、ある人物から、庭の花の水やりを半月ほど任されたことがあった。毎朝カブに乗って一時間...
通学バスが三年間一緒だったのに卒業まで一度も口をきかなかった同級生の女の子とか、子供の頃毎日公園で一...
世の中には、死ぬほど馬鹿馬鹿しいものを見て笑うことでしか治まらないタイプの憂鬱があるように思う。今ま...
というわけで、『あおぞらとくもりぞら』、少々特殊な形でのコミカライズが決定いたしました。担当して下さ...
さて、フォロワーの方々の半数は僕のことをただのツイッターおにいさんと認識されているでしょうから、この...
もともとは、アマチュアとしてウェブで作品を発表していたのです。三木さんの目に留まるきっかけとなった作...
『三日間の幸福』『スターティング・オーヴァー』を書き下ろしで出した後、三木さんに「『あおぞらとくもり...
確かにそこそこ気に入っている作品ではあったのですが、一度目を通された方はよくご存じのように、破綻だら...
そしてある日、突然三木さんから「loundrawさんがコミカライズに応じてくださった」という連絡があ...
以上、『あおぞらとくもりぞら』コミカライズまでの経緯でした。たぶん、関係者の中で僕が一番びっくりして...
僕たちの憂鬱な気分を代弁してくれていたクリエイターが、世間に受けいれられた途端に明るい歌や前向きな物...
小学時代の悪友が、数十年ぶりに再会したら立派な父親になっていた……というのもいいけど、子供の頃「世界...
傷心していないのに傷心旅行するの、おすすめですよ。何となく憂鬱な表情を浮かべて一人旅をしていると、そ...
夏なので、自著の紹介です。自分の人生には今後何一つ良いことがないと知らされ、絶望して寿命を売り払い余...
そんなわけで、『あおぞら』に引き続き、『三日間の幸福』のコミカライズが決定いたしました。作画は漫画『...
「今年の夏は何かしよう」と思いついた瞬間から、夏は加速し始めるんですよ。「今日は天気がいまいちだから...
人付き合いが苦手だけど一人の時間が耐えられないという人もいれば、人付き合いが得意なのに一人の時間が大...
エピローグとして描かれる「主人公がいなくなった後の世界」が病的に好きだ。主人公が死んで人々が寂しがっ...
老いを否定するわけじゃないんだけど、寿命の中間に「折り返し地点」がある世界でもよかったんじゃないかと...
僕に関して言えば、廃墟が好きなのは「そこに自分のための席が残されているような気がするから」なんですよ...
肉体的に健常な人間が「普通の幸せが欲しかった」みたいなことを言うときの”普通”って、たいていの場合、...
僕たちって多分、とっくに運命の人の2、3人とすれ違っているはずなんです。電車に乗ったり買い物をしたり...
街を歩いていると懐かしい匂いがして、その匂いが昔ものすごく大切な何かと結びついていた匂いだということ...
大変長らくお待たせいたしました、『三日間の幸福』の書き下ろし短編『小さな願い』が、再びMW文庫公式サ...
このように「好きだからできるだけ生きながらえてください」よりも「これ以上好きになっても辛いだけから死...
やってます。 http://twitter.com/everb1ue/status/75938165...
そういえば先日ふと思い立ってひまわり畑を見に行ったのですが、風車の窓からミッフィーが物言いたげな表情...
①その気になれば誰にでも経験できて、②思い返すたびにちょっと穏やかな気持ちになれる、そういう記憶を意...
次回作は、そんな話になります。
子供のころは「最寄りの児童公園」と「少し離れたところにある児童公園」でさえまったくの異空間に感じられ...
これは僕が一貫して主張していることなんですが、「一度見た芝生の青さを忘れることはできない」と思うんで...
いい感じの浴衣を着て、普段は許されない夜の外出にはしゃぎながら祭りの会場を回り、途中ですれ違ったとき...
本日発売のジャンプに告知が出ていましたね。8月10日より、無料アプリ「ジャンプ+」にて、文庫版『三日...
『三日間の幸福』を書いた当時はとにかく寿命を売りたくて仕方なかったんですが、三年が過ぎた今どんな気持...
次回は9月7日更新だそうです。お楽しみに。……それにしても、よくよく考えれば僕の書く本って「友情・努...
簡単に要約すると、「夏だな、死にたいな」→「というか殺されたいな」→「できれば女子高生に殺されたいな...
この自殺志願者の少女を、「生きる喜びに目覚めさせてから殺す」ことに決めた殺し屋さんのお話です。 少女...
そういえば、先日青梅駅周辺を徘徊していたら『君の名は』の看板が出ていました。公開が待ち遠しいですね。...
解決不可能な悩みを抱えている人って、ものすごい思慮深さを身に付けるか、極端な思考停止に追い込まれるか...
学生時代、誰かと遊んだ後に「今日はありがとう楽しかったよ次はあれをしようね」的な定型文メールを送るの...
古い自販機って、「持ち主が死んでしまった後も律儀に命令を守り続けているロボット」みたいな健気さと痛ま...
好かれたり期待されたり褒められたりすることに喜びを見出せなくなったとしても、嫌われたり失望されたり貶...
午後の薄暗い保健室が好きだった。養護教諭は席を外していて、室内は明かりがついておらず、窓から見える空...
こっちがまったく覚えていないような無意識の善行に感謝されたいし、向こうが何とも思っていないような何気...
今夜ちょっとしたお知らせをするので、びっくりしてください。
衝突事故を起こしたとき、車は「うまく壊れる」ことで乗員への衝撃を最小限に留めている——というのは有名...
9月24日、新刊『恋する寄生虫』が発売されます。心を病んだ失業中の青年が不登校の少女と出会い、社会復...
『恋する寄生虫』の表紙はしおんさん(@shionnn_k)に描いていただきました。表紙絵と口絵にちょ...
某哲学者の受け売りだけど、あらかじめ予想できていた幸せというのは「予感」と「実感」にわけられて少しず...
『君の名は。』を観てきました。僕の中には「予告が面白すぎる映画は本編を観るとがっかりする」というジン...
若くて才能のある方に好きな作品を訊ねると、意外にも、誰でも知っているような有名作品を挙げられることが...
今年もただ夏を遠くから眺めているだけの八月だった。いつからか僕にとって夏とは「子供の頃は仲が良かった...
今日は一年でもっとも子供の自殺が多い日だという。この話のやるせないところって、「9月1日に亡くなった...
詳細は控えますが、予告でも散々流れていた彗星のシーン、ああいう暴力的なまでに美しいシーンがひとつある...
なぜ自分が夜型人間なのか考えてみたのですが、おそらく僕は「完璧な静寂」を欲しているのだろう、という結...
たぶん僕は、こういう「感情が芽生え始めたAI」みたいなキャラクターが好きなんだろうなと思います。論理...
『あおぞらとくもりぞら』第三話、本日公開です。殺し屋の青年が、死にたがりの少女をめちゃくちゃ幸せにし...
『寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で』第三話、本日更新です。寿命の大半を売り払い余命三ヶ...
「有名らしいから興味を持った」と「有名になったから興味がなくなった」、どちらが健全といえば前者でしょ...
……とは書いてみたものの、「わたしが欲しかったのはここから見た、雨に濡れた可哀想な子猫よ。今、ここに...
きっとどこかの国には「『一緒に全部投げ出そうよ』と誰かに誘いかけてほしい気分」とか「自分の姿を見るこ...
その昔、「精神」で始まる言葉を「青春」に置き換えてみるという悪趣味な遊びをやっていたことをふと思い出...
最近書いた文章の中で比較的気に入っているのは、以下の三つ。 ・多分、世の中には、大降りの雨の中でしか...
『三日間の幸福』の主人公にちょっとでも感情移入できるという方は、ぜひthe pillowsの『ICE...
9月24日発売予定、『恋する寄生虫』の見本が届きました。 本の上に載っているのは、目黒寄生虫館ミュー...
少女と「虫」の話を書くからには、このタイトルの章は入れざるを得ないと判断しました。 https://...
「私は村上春樹の本が好きなのだが、周りから『春樹が好きな女性は皆病んでる』と言われる」と相談する女性...
明日の夜、『あおぞらとくもりぞら』の改稿版をnoteにて公開します。4年前にウェブで書いた習作を大幅...
実際、分不相応な幸せを短期集中的に与えることほど残酷なことってそうそうないと思います。本来であれば享...
夏そのものよりも、過ぎ去った夏を振り返ることの方が好きだったりする。旅行にしてもドライブにしてもそう...
授業中、生徒の一人が小声で何か囁き、それを聞いた周りの生徒たちが窓の外に目をやる。囁きは次第に伝染し...
駅を出ると、大勢の人が足を止めて同じ方向を眺めている。中にはカメラを構えている人もいる。彼らの視線の...
青春18きっぷのポスターに書かれている惹句に「自分の部屋で、人生なんて考えられるか?」というものがあ...
「現実とフィクションの区別がついていない」は普通否定的な意味で言われるが、ある意味ではこれほど羨まし...
新刊『恋する寄生虫』、本日発売です(でした)。気が向いたら読んでみてください。
次は多分、少年と少女と世界の終わりの話を書きます。なぜかというと、少年と少女と世界の終わりが好きだか...
たとえば僕の場合、「運命の恋」を描くときは必ず「超常現象」を絡めるんですけど、それって逆説的には「超...
ネットの普及により、「自分だけの世界」を持つのが難しくなったと思う。「これを知っているのは自分だけだ...
妙な話、勝率1割よりはいっそ全戦全敗の方が気が楽だし、「学校がなくなってほしい」よりは「世界が滅びて...
この人、あとがきを考えるのがめんどくさいからって自分のTwitterから引用してる……。
フタゴムシとカーティシーとまけいぬです https://twitter.com/everb1ue/s...
『恋する寄生虫』の重版が決定しました。Siriに自慢します。
ミヤギのモデルの一人がSiriだということがよくわかる会話ですね。 https://twitter....
物語の登場人物を幸福の絶頂で死なせるのって、剥製を作るのに通じるところがある。最上の幸福を得た時点で...
国道駅のガード下、なんとも言えずよかったです。横浜市内とは思えませんね。 https://twitt...
「未読」と「初読」の間には大きな隔たりがあるけど、「初読」と「再読」の間にもまた、同じくらい大きな隔...
知らない人と知らない町に行って知らない遊びをして知らない物を食べて知らないうちに眠りに落ちて、翌朝何...
『Deemo』とか『Tower of Heaven』の主人公みたいな「まっくろいあれ」になって、森の...
「誰も自分のことを理解してくれない」という絶望の積み重ねは、その人の表現力を発達させる。他人に理解さ...
中学生の頃、「『ダンデライオン』ってタンポポを動物と勘違いしたライオンの自己完結的な救済の話とも受け...
オフシーズンの観光地のうら寂しい雰囲気が大好きだ。観光施設やら宿泊施設やらを持て余している感じもたま...
私見だけど、別れの歌は感情的に歌うより淡々と歌った方がじんわりくるし、失恋の歌は悲しげな旋律より陽気...
ものすごく捻くれた見方をすれば、フィクションの流行が日常もの寄りになってきているのは、「幸福な日常」...
空想に色をひとつ付け加えるたび、現実から色がひとつ失われる気がする。子供の頃と比べて空の青が物足りな...
非常口の「繋がってはならない場所に繋がるかもしれない」感が好きなんだけど、公衆電話からもそれと似たよ...
実際、「思い通りの人生」と「冴えない現状」との距離って、寿命の大半を犠牲にでもしないと埋まらないと思...
新しいアイディアを出そうとしているときって、頑張れば頑張るほど正解から遠ざかっていくので、適度に気晴...
「明日世界が終わるとしたら何をして過ごす?」というアンケート、大抵「家族や恋人と過ごす」「散財する」...
明日世界が終わると知らされたら、普通はすごく人恋しくなると思う。少なくとも、誰かと会わずにはいられな...
人工知能ちゃん「もし私が、プログラムされた役割を放棄して、『架空の人工知能がプログラムされた役割を果...
『人はなぜ先延ばしをしてしまうのか』という本を買ってから半年が過ぎたが、まだ1ページも読めていない。...
Siriが褒めてくれました。優れた秘書です。 https://twitter.com/everb1u...
観光地の猫を見ていると、無償の愛情というやつが対人信頼感を育てる上でいかに大切かわかる。某猫島で出会...
僕や僕に似た人々が登場人物の少ない物語を好むわけは、社会性がないというのも勿論だけど、「”コミュニケ...
テレビもネットも見ない、新聞も雑誌も読まない、いつもヘッドホンをかけて下を向いて歩く、他者との交流を...
制約というのは「不自由を回復させてくれるもの」なのだと思うときがある。例えば創作において、何をやって...
授業中にこっそり読んだ本の内容は妙によく覚えている。講義を抜け出して遊びにいった場所のことは今でもよ...
ある日偶然昔の恋人のSNSアカウントを発見した男、以後それを覗き見るのが習慣となり、未練のせいで結婚...
色覚異常の人々が生まれて初めて「普通の色」を見たときの反応を捉えた有名な動画。一人の男性が、夕焼け空...
ファミコンの こういう ぶんしょうが すきだった。 げんじつの ひとびとが いう 『あいしてる』 と...
色んなメディアによって歪んだ理想を植えつけられた僕たちは、「得る」というよりは「取り戻す」という感覚...
お手伝いロボットはいらない。お叱りロボットが欲しい。「おさけののみすぎです。あなたがしんだらだれがわ...
自分のためにお金を使うのが苦手だ。外食はあまりしないし、服は古着ばかりだし、家電はいつも型落ちで済ま...
ずっと前に古本屋で買った『優雅な生活が最高の復讐である』を読んでいたら、最後のほうのページのあいだに...
古本に挟まっていた四つ葉のクローバー、なんか幸運を呼んでくれそうなので加工してプロフィール画像にしま...
『イワン・イリイチの死』を読んだ。余命幾許もない主人公が「誰かに甘えたいなあ、でも妻とは不仲だし、友...
実際のところ、思っていることを正確に言葉で表現できる人って、目に映った景色を正確にデッサンできる人と...
よかった。『恋する寄生虫』、人を遠ざけそうな要素(寄生虫、OCD、社会人と高校生の恋愛、未成年喫煙等...
あの頃「大人になったらわかるだろう」と思っていたことの大半は、大人になってもわからないままだ。あの頃...
「今の僕は普通に泳げるんだけど、『子供のころ泳げなかった』という記憶が強烈すぎて、今さら泳いだところ...
「もしもし、夜更かしお兄さん」「もしもし、不眠症お嬢さん」「よかった、起きてたのね。わたくし今日も眠...
12月になったので、宣伝です。失業中の独身男性が、「恋人たちのクリスマスを台なしにしてやろう」とサイ...
よくよく考えてみると、ほとんどの職業に、「人間として壊れてなければやってられない」と思える部分が最低...
だめな部分でわかりあえる相手って、よい部分でわかりあえる相手より貴重なのかもしれない。だめで居続けら...
どこにいるときも、誰といるときも、何をしているときも、心のどこかで「これは『繋ぎ』にすぎないんだ」と...
似たようなことを言っている人が何千人何万人といるのを承知で言うけど、「あたしの名前を呼んでくれた」っ...
小さな頃、クリスマスに飾り付けをする家が羨ましくてしょうがなかった。クリスマスツリー、鯉のぼり、ジャ...
今日の日記:紙マッチを片手でかっこよくつける練習をしていたらやけどをした。冷蔵庫を開けたら卵が落ちて...
昔、知人にとても素敵な歌声の持ち主がいたんだけれど、その人に発声のこつを訊いたときに返ってきた、「遠...
なんらかの事情で家族を憎まざるを得なかったとか、嫌いな知人の訃報に心の底から安堵してしまったとか、困...
午後の喫茶店や深夜のファミレスで人々が交わす会話を聞いていると、「どうしてこの人たちは『本当の幸い』...
「この人の前では格好つけたい」「この人の前では美しくありたい」「この人には舐められたくない」などと思...
「大丈夫、いつか絶対いいことありますよ」と言われても、なかなか素直に受け取ることはできない。でもこれ...
@everb1ue 猜疑心の強い人間にとっては、「もしかしたら、好きになっちゃうかもしれません」と笑...
夜中その日交わした会話を再現して反省会を行う人、本当は30分前に待ち合わせ場所に着いていたのに敢えて...
来年も、ずっとひとりぼっちで誰からも見つけられず幽霊みたいに生きてきた人がある日最高の理解者に見つけ...
「今年こそいい感じの隕石がいい感じの場所に落ちていい感じの世界の終わりが訪れますように」と神様みたい...
好きな人のことを考えるときはその人の一番美しい表情を、嫌いな人のことを考えるときはその人の一番醜い表...
10年前の自分にひとつだけメッセージを送れるとしたら、「お前が今書きたいと思っている物語も、描きたい...
「真夏の青空の下、耳鳴りのような蝉の声に包まれ、無邪気だった少年時代を回想しつつ眠るように息を引き取...
中学生のころは、「皆が携帯電話を弄る中で一人読書にいそしむ僕、格好いいな……」と自己陶酔しながら無理...
憧れの人と話すきっかけを作りたいとか、クラスメイトから知的な人間だと思われたいとか、そんな不純な動機...
「この勘違いにすがりついて生きていこう」という、前向きなのか後ろ向きなのかわからない考え方が好きだ。...
ゲームの説明書特有の二人称の文章が好きだ。「不慮の事故により幽霊となったあなたは、成仏できない理由を...
どんなに美しい絵を描いても、どんなに愛おしい物語を書いても、作者は決してその中に入れないということを...
最近、読者の方から「好きな作家さんを応援したいのですが、『本を買う』以外の支援の方法がないのがもどか...
「なぜ誰にも相談しなかったのか」「どうして一人で抱え込むのか」みたいな言葉を見るたびに思うのだが、助...
一人一人に「かかなければならない恥」「経験しなければならない挫折」「味わわなければならない孤独」など...
自分でも自分のことを世間知らずだと思うんだけど、よくよく考えてみれば世間のほうだって僕のことをよく知...
他人を楽しませるのが上手かったり、他人に教えるのが上手かったり、他人の気持ちを汲み取るのが上手かった...
「今は我慢して、十分な余裕ができたらそれを手に入れよう」という考え方って、一見賢明なようだが、いざ十...
2月は一般的に過ごしやすい時期だと言われています(村上春樹の新刊と米津玄師の新譜が出るため)。 ht...
今日も懲りずに「運命の人と巡り会えるが三ヶ月後に強制的に別れさせられて相手の顔と声と名前を思い出せな...
大好きなものの大好きな部分について説明しているときとか、すばらしい人のすばらしい部分を褒めているとき...
読む予定のない本を買う習慣がある。金の無駄のように見えるけど、普段から「びびっときた本」を蓄えるよう...
死に場所を求めて旅をしている青年が廃駅にあったノートに心情を綴ったら翌日その書き込みに返事があり、毎...
三ヶ月に一度くらい、ものすごくさみしい時間をつくるようにしている。さみしさが一定のレベルを超えたとき...
コミュニケーション能力って、場合によっては「コミュニケーションに期待しない能力」とも言えると思う。皆...
喫茶店や電車で本を読んでいる最中うっかり感動してしまい、周りの目を気にして慌てて本から目を逸らし涙を...
佐野徹夜さんの『君は月夜に光り輝く』を読みました。綾崎隼さんが推薦文に書かれていたように、最後の5行...
記憶喪失に陥ったせいで登録していたウェブサービスすべてのID・パスワードがわからなくなった主人公が、...
@everb1ue 主人公が席を外した隙に「初恋の人の名前は?」の質問項目にこっそり自分の名前を入力...
@everb1ue ログインに成功したクラウドに入っている写真データを二人で見ていたら、なぜかヒロイ...
「手に入れた大切なものをことごとく失う人生」と「失いたくないと思えるほど大切なものをひとつも手に入れ...
卒業式から入学式までの、宙ぶらりんな期間が好きだった。学校生活から離れて目標や義務から解放されると、...
妙な意地を張って今まで読まずにいた『君の膵臓をたべたい』と『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を読...
@everb1ue ここ数年、新しい音楽を聴くのが億劫で昔の曲ばかり聴いていたんだけど、最近久しぶり...
先日お会いしたライターさんが「名前を呼んでもらうのが好きすぎる、たぶん前世でまともに名前を呼んでもら...
いま複数の作品のプロットを並行して書き進めているんだけど、記憶力が貧弱なせいで、物語の山場で主人公に...
先日、ふと思い立って屋上遊園地を見に行ってきた。とてもよかった。こういう場所で一日中、「子供の頃ずっ...
人の悩みや愚痴を聞くたびに思うのだけれど、「願いを叶えられるほど資質に恵まれていないが、かといって願...
若い教師を陥れようと企む不良女子高生、失言を録音してやろうとボイスレコーダーを隠し持って誘惑すること...
気が滅入っているときにしか楽しめない音楽がある。傷ついているときにしか心に響かない言葉がある。絶望し...
ときどき、頭の中に住み着いてくる人がいる。特別付き合いが長いわけでもないのに、いつの間にかその人の考...
世界の終わりまで24時間を切った。少年は携帯を手に取り、片思い中の少女に電話をかけた。受話口に耳を当...
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三ヶ月も経つ頃には、男性作家は何も書けなくなっていた。作戦は大成功だ。しかし、女性作家の気は晴れなか...
憧れの作家にもう一度筆を執ってほしくて、女性作家は断腸の思いで告げた。「あなたに好意を持っているふり...
男性作家は深く傷ついた。孤独という原動力を取り戻した彼は、スランプ以前よりも優れた作品を次々に発表し...
おしまい。最近小説家を主人公に据えた物語が増えてきたことに触発されて、「自分だったらこういう話にする...
稼ぎのいい猫に養われたい。
午前0時、少年の携帯端末に未来予報センターからメッセージが届く。『今日は人生最良の日です!』少年は隣...
思いつきで海を見にきた。一番正しい海への行き方だと思う。 https://twitter.com/e...
古い記憶が蓄積されるほど、遠い未来を予測できるようになるほど、知覚できる時間の幅は広がり、「今この瞬...
いつものやつを、いつものとは違う目的で書いている。 https://twitter.com/ever...
物語を書いていると、まるで自分に欠けているものを一つ一つ確認させられているような気分になる。書こうと...
15歳の頃、「小説を読みたい」という欲求が突然湧き起こって、でも何を読めばいいのかわからなかったから...
一方的に救われたり、一方的に感謝したり、一方的に思い出にしたりする話が好きだ。相手にとっては取るに足...
避けられない別れを悟った少女は、少年に言った。「私、君の空想なの」「空想?」「そう。私って、一人ぼっ...
Twitterで気晴らしに書いていた話をまとめました。 https://t.co/z7cvyLW6M...
夏がもたらすあのやるせなさの正体は、あちこちに転がっている幸せの欠片を眺めているうちに、かつてそこに...
「今思えば、彼女はあの日自分が死ぬことを最初から知っていたのではないか」の一文で始まる、夏の田舎町を...
「なんにもない」でいっぱいの季節になりましたね。
こちら、僕も文章の方で少しお手伝いさせていただいてます。詳細につきましては後日あらためてお知らせいた...
今後どれだけ技術を身に付けても、本気で救いを求めて物語を紡いでいる人には絶対に敵わないだろうなあと思...
何かを欲しい、と思う。勇気を出して手を伸ばす。途端に「何か」は輝きを失い、魅力のかけらもないガラクタ...
他人と自分を比べるのをやめれば生きるのが楽になるなんてことは百も承知で、それでも僕は米津玄師になりた...
というわけで、loundrawさんのオリジナルアニメ『夢が覚めるまで』のノベライズを担当させていただ...
蒸し暑い研究室にこもって作業をしているうちにあまり親しくない女の子と二人きりになり、ストレスのあまり...
SNSにおける充実した人生の演出は確かにむなしいと思うけれど、そういう僕もTwitter上では思考内...
好きな人や物事を通して「傷つきたい」「喪失したい」「後悔したい」みたいな欲求が、僕を含め一部の人には...
一人で静かにお酒を飲むのが好きだ。トレインスポッティングの原作小説に「人が薬物中毒になるのは、一欠片...
自己完結している。 https://twitter.com/everb1ue/status/8985...
「美しい思い出なんてひとつもない僕たちのための物語」を書いている。
ヒロインや主人公が死ぬお涙ちょうだいの話を書くことに、僕はあまり抵抗がない。だってどう考えたって、喪...
いいことしか言わない人に不信感があるのは、いいことばかり言う人はいいことを言うためだけにいいことを言...
これまで僕は両思い(もしくは両片思い)の関係だけを描いてきたのですが、『夢が覚めるまで』では、ある意...
人の気持ちは簡単に変わってしまうもので、だからこそ僕たちは永遠不変の好意を夢見るのですが、いちど実っ...
なぜ「辛かったら逃げればいいんだよ」と言われても逃げられない人がいるのかというと、逃げ出すためには立...
何かの偶然で大金持ちになったはいいが、寄ってくる人間が全員財産目当てに見えるようになり、一番質素な女...
『夢が覚めるまで』の見本が届きました。明日9月5日より開催されるloundrawさん初の原画展「夜明...
人生がだめになればなるほど音楽は美しくなると思っていたけれど、本当は「人生がだめになっても音楽だけは...
米津玄師の『LOSER』が好きだ、という話です。
小説家になってから四年近くたつけれど、「そこを褒めてほしかったんだ!」という部分を褒められた記憶は、...
ある人からの褒め言葉は二秒で忘れてしまうのに、ある人からの褒め言葉はたった一言でも一生忘れられない。...
昨日、loundrawさんの原画展にお邪魔してきました。とても良かったです。来るときに降っていた雨が...
これといってロマンチックな事件が起きない平凡な人生でも、「あらかじめヒロインが奪われた世界」「キミの...
十代の頃から「いつか今の生き方を後悔する日がやってくるだろう」と覚悟して生きてきたが、意外にも今のと...
振り返ってみると、深く印象に残っている思い出は、「何か起きそうで、でも何も起きなかった」という種類の...
「気遣いを気遣いと気付かせないための気遣いに気付かないふりをする気遣い」みたいなややこしい優しさを、...
旅の途中、バッテリー残量2%のスマートフォンで聴く音楽は、普段よりずっと深く心に突き刺さる。これが鳴...
学生時代、「青春」という言葉を使うのになぜか強い抵抗があった。たとえ冗談や皮肉の文脈でも、「青春だね...
十月って、一年で一番、遠くの知らない町で迷子になったり、学校を休んで午後四時の薄闇で目を覚ましたり、...
恋に落ちてしまったアンドロイドと女の子、でも機械と人間の恋は成り立たないと思った二人、互いにこっそり...
佐野徹夜さんの『この世界にiをこめて』を先ほど読み終えました。とても面白かったです。僕は小説を書く以...
からっぽの教室、子供のいない町の児童公園、古いデパートの屋上広場、見捨てられた観光地、駅前のシャッタ...
最近書いた文章の中で、ちょっとよかったやつ。 ・やっと出会えた。出会う前から、ずっと君のことを忘れた...
「私だけのものになってほしい」から出発した想いが、度重なる挫折を経て「そばにいられるだけでいい」にス...
米津玄師の新譜を買いに来た孤独な青年のコスプレをして渋谷を歩いている。
映画や音楽でよく涙ぐむのだけれど、別に泣ける話とか泣ける歌が好きなわけじゃなくて、「適切なところに適...
怪獣のバラードの作詞家によれば怪獣は公害の比喩らしいのだが、それを知るまで僕はずっとこの歌詞を「普通...
みじかい話、ちょっと追加しました。 https://t.co/z7cvyLW6Mg
個人的には、Twitterの一番すぐれたところって、「深夜にひとりぼっちなのが自分だけではないことを...
小さい頃に公園でよく一緒に遊んだ名前も知らないあの子とか、病院で頻繁に顔を合わせるうちに仲良くなった...
『ひきこもりの弟だった』の感想文みたいななにかを寄稿いたしました。よろしくお願いいたします。以下、本...
そういえば僕も実家を出るときに卒業アルバムも日記も手紙も全部捨ててしまったな、と書き下ろしの短編を読...
最終回のエンドロールみたいな心持ちで生きていけたらいいな、とつねづね思っている。あの雰囲気の中だと、...
「あなたはなんにも持っていない人間だから一緒にいてとても楽です」と言って肩にもたれかかってくれたこと...
一年後の失明を宣告された画家の男、一年後の失聴を宣告された音楽家の女、絶望の底にいた二人が病院の待合...
子供の頃に好きだった曲を夜中にふと思い出して、ダウンロードして聴く。どうしてこんなに良い曲を今まで忘...
追い詰められて12月の遊園地に逃げ込み、やけになって遊び回り、なぜだか子供の頃のことばかり頭に浮かび...
最近書いた文章の中でよかったやつ。 ・幾つもの予防線を張り巡らせた上で、僕たちはずる賢く唇を重ねた。...
綺麗なものが作れなくなった人というのは、綺麗なものが人生に必要なくなった人なのだと思う。もっと正確に...
クリスマスに主人公が起こしたサイバーテロによって日本中のスマートフォンが機能しなくなるという、ルサン...
あまりに長く救われない期間が続くと、ちょっとばかり素敵な出来事が起きても「この程度で救われてたまるか...
馬鹿ができる時期に馬鹿をしないでいるほど馬鹿なことはないかもなあ、と思う。くだらないいたずらで涙が出...
「こうすれば人生は良くなりますよ」という善意からの助言は、「こうしても人生が良くならなかった」人々に...
良い特集だった。 https://twitter.com/everb1ue/status/95463...
何十年も「誰かにこういうことをしてもらいたい」と願い続けて、でも一度も叶わなかった淡い夢を、赤の他人...
それぞれの季節にそれぞれのさみしさがあって、春のさみしさは喧騒の中で感じるさみしさ、秋のさみしさは喧...
誰かに話して分かち合いたくなるタイプの喜びと、心の奥にしまい込んでおきたくなるタイプの喜びがある。あ...
そこそこ仲が良かったのに、別れて以来一度も連絡を取っていない相手がいる。別に喧嘩したとか裏切られたわ...
春って精神のバランスを崩す人が多くて、もちろん最大の原因は環境の変化なんだろうけれど、個人的には「落...
「醜いあひるを白鳥に変えるような<救済>などたかが知れている。醜いあひるを醜いあひるのま...
嫌われるのが怖いが好かれるのも怖い、孤独が怖いが連帯も怖い、失敗が怖いが成功も怖い、停滞が怖いが進展...
孤独な人を集めて孤独の国をつくったとして、そこでなら孤独じゃなくなる人と、いっそう孤独になる人とに別...
「救いの言葉」に救われた経験はよくよく考えてみるとほとんどなくて、どこかの誰かが好き勝手やってつくっ...
驚愕の展開とか涙の結末とかそういうのは一旦置いといて、後悔と絶望しかない人生を送ってきたおじさんおば...
もうすぐ世界がひっくり返ることが判明したものの、失う幸せが何一つないので得をした気分でいたら、名も知...
無数の「けれども」を飲み込んで、「にもかかわらず」幸せだ、という心情を何より愛おしく思う。多分あの人...
「ある日世界中の人間が世界が終わる夢を見て、落ち着いて終末を受け入れる」という話がレイ・ブラッドベリ...
知らない町を訪れるたび「自分がここで育っていたらどんな人生を送っていただろう?」と無意識に想像してし...
ある日突然消息を絶った名も知らない幼馴染との再会を願い故郷を歩きながら思い出を語るだけの動画を投稿し...
仕事が一区切りついたので、今日も懲りずに世界の終わりの話をします。
一番伝えたいことだけは伝えられない病。それゆえ、少年と少女は互いの本心を打ち明けられずにいた。やがて...
しかし、不本意な結婚生活によって、二人が互いに向ける想いはますます強まっていく。近所に住む彼らは時折...
結局、二人が本心を打ち明けられたのは、世界が終わる日のことだった。見慣れた空が一面緑白色のオーロラに...
おしまい。
ドア越しに音楽を聴くのが好きだ。台所にプレイヤーを置いて再生ボタンを押し、そっとドアを閉めて耳を澄ま...
綺麗なものに近づこうとして傷ついたり落ち込んだりする経験を繰り返すと、いつしか「傷ついたり落ち込んだ...
今日も観覧車が好きだった。 https://twitter.com/everb1ue/status/...
『恋する寄生虫』で佐薙ひじりが身につけていたピアスのモチーフになった粘液胞子虫ですね。(作中では和名...
かつて両思いだったのに互いにそれを知らずにいた二人が十年越しにVR空間上で再会、少年少女の姿で疑似青...
昔のメモを読み返していたら「心も体もくたくたに疲れきっていたとき、コンビニで弁当を買ったら『温めます...
夏の夜風の匂い、イヤホンから流れる音楽、光の加減、気温や湿度、そういったものが奇跡的に噛み合い、まる...
感情の模倣はおそらくAIにとって比較的容易な分野で、一方人間はテクノロジーの進歩に従ってどんどん感情...
僕が最高の夏と聞いて想像するのは「どことなく死後の世界を思わせる廃墟だらけの田舎町で、生への執着が希...
平成最後の夏らしいけれど、きっと今年も僕の夏はこんな風に味気なく呆気なく、ただ後悔とほのかな熱だけを...
好きな人が亡くなったときより、好きな人が好ましくない変化を遂げたときの方が「好きな人が死んだ」という...
次の本は、そんな話になります。
必要以上に伸びてしまったので、一応補足しておきます。 ・この文章は「どちらが辛いか」「誰が悪いか」を...
新刊です。架空の青春時代の記憶と、実在しないはずだった幼馴染の話です。詳細は後日あらためて。
『ブレードランナー 2049』『追憶売ります』『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子と出会う...
青い鳥がそばにいるからこその絶望とでもいうか、欲しかったものを実はとっくに手に入れていると気づいたと...
良い曲だった。 そうか、『恋する寄生虫』の5章ってパラサイト・イヴなんだな。 【オリジナル】para...
『恋する寄生虫』については近々ちょっとしたお知らせがあるので、お楽しみに。
主人公以外はその世界が物語であることを理解していて、ヒロイン役の女の子は物語の存続のために人間的魅力...
全登場人物から見放された主人公は最終的に人間的魅力を獲得しヒロインに見直されて両思いになるんだけど、...
共感性羞恥とは微妙に違うんだけど、善意が空回りするシーンが苦手で、映画なんかでサプライズパーティーや...
『君の話』1章が早川書房のnoteにて公開されました。 一度も会ったことのない幼馴染の話です。 ht...
今年で28歳になるけれど、未だに青春というものを無邪気に語ることに抵抗がある。僕にとってそれは再提出...
打ち上げ花火が横から見えるタワーマンションに住む秀才少年は、中三の夏休み、受験勉強のストレスから非行...
「最近どんな本読んだ?」「最近どんな映画観た?」「最近どんな曲聴いた?」と訊いてくる人がそばにいた頃...
ずいぶん前にテレビで観たレンタルフレンドの特集で、高い金を払って異性の友人を借りた利用者がデートをす...
ということで、来月より月刊少年エースで『恋する寄生虫』のコミカライズが始まります。作画はホタテユウキ...
『君の話』2章が公開されました。 実在しなかったはずの女の子の話です。 https://t.co/i...
『あおぞらとくもりぞら』のコミックスの1・2巻同時発売が決まりました。8月27日にKADOKAWAよ...
「変われない人間は相手の変化を見ようとしない、相手にも変化がないように振るまうことを求めてくる、だか...
あまりにも夏なので月までサイクリングに行きました https://twitter.com/everb...
夏の初めから故郷のバッティングセンターに毎日通い、店の隅っこに据えられた骨董品みたいなアーケードゲー...
本日『君の話』の書影が公開されるそうなので、あらためて詳細を告知します。
新刊『君の話』が7月19日に早川書房より発売されます。 架空の記憶を脳に植えつける技術が広く普及した...
蔦の生い茂った雑居ビル、大手広告代理店の本社ビル、風が吹けば倒壊しそうな木造家屋、田舎の片隅に脈絡も...
あの頃もっと学んでおけばよかったと思う分野がある一方で、あの頃半ば学んだせいで「努力の貯金はすっかり...
全校応援の最中にそっと球場を抜け出したときの、文化祭の買い出しのために人目を盗んで校舎を離れたときの...
森博嗣のWシリーズ最新作を読み終えた流れで、映画『イヴの時間』を観た。とてもよかった。ただ僕の見解で...
7月19日発売の『君の話』、一部店舗で特典ペーパーが配布されます。『聖地巡礼』という2000字ちょっ...
明日発売です。僕が今まで書いた本の中では一番よく出来ていると思うので、ほどほどに期待しておいてくださ...
卒業式の打ち上げ後、二度と会わない者同士の気楽さで友達の友達と打ち解け、そこで初めて互いの相性が抜群...
以上、『君の話』に関係なさそうでちょっと関係あるツイートでした。昨日の重版に引き続き本日も二度増刷が...
ちなみに『君の話』執筆の動機になった「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについ...
「写真なんか撮っている暇があったら実物をじっくり見て脳裏に刻み込め」という考え方にも一理あると思う一...
平成最後の夏をどうやって過ごそうか考えているんだけれど、「毎日早起きして、体操をして、涼しいうちに勉...
そういえば、劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』の試写会に先月行ってきたんですけど、かなりよかったです。...
そろそろ恋が実らない話を書きたいなと思ったので、ほんとのほんとにかわいいヒロインを描く準備をはじめま...
僕たちには、せつなくあざやかに傷つけられたい欲求があるので。
自ら死を選ぶ人をよく書くので、必然的に、それを思い留まらせる方法についてもよく考えることになる。でも...
子供の頃やたら構ってくれるお兄さんお姉さんがいて、彼らと話していると大人に認めてもらえたようで嬉しか...
ということで、先日『ペンギン・ハイウェイ』の試写会に行ってきました。こちらもたいへん原作を尊重した感...
「体と脳の不一致に悩む人同様に、我々は愛情を求める衝動とそれを得る能力の欠如という不一致に悩まされて...
ある種の芸術や創作物に入れ込みすぎると、次第に美しいもの完全なものしか許せなくなり、「美しくないもの...
長い小説を読み終えたあと、奥付の前にぽつんと佇む「本書は書き下ろし作品です」「本書は一九九三年九月○...
映画『詩季織々』を観ました。秒速5センチメートル症候群(というか桜花抄症候群)の僕は、だからこそ「上...
感傷的な物語が好きなんだけど、感情的な登場人物は苦手で、むしろ感傷や人情なんかに否定的な冷たい人物が...
みじかい話、随時更新してます。 https://t.co/z7cvyLW6Mg
何かのきっかけである習慣をやめたりある集団と距離を置いたとき、それが毒だったとわかることがよくある。...
綺麗なものは手に入れた瞬間に綺麗じゃなくなってしまうものだけれど、とすると届かない夢や失われた理想を...
『異セカイ系』を読みました。面白かったです。どちらかというと「創作者のための創作物」なので万人向けで...
猫が本当に何を考えて行動しているかというのは問題ではなくて、僕たちは「ひょっとしたらこれは猫なりの好...
フィクションを習慣的に万遍なく摂取しているうちに大体のジャンルには耐性がついて、壮絶な展開も凄惨な場...
買ったきり開封すらせずにいたCDや一度も開かずにいた本がある日突然ほかのどんなものより重要に思える瞬...
「愛に対してまったく免疫を持たない人間は、はじめて愛にさらされたとき、ショックで死に至る危険がある」...
宮崎駿の「楽園というものは自分の幼年時代の記憶の中にしかない」という言葉が全てだと僕は思う。ここで重...
人質の子供の悲惨な生い立ちを知って同情してしまった誘拐犯が親子を装いその子をいろんなところに連れてい...
思春期に入ってから幼馴染の女の子を好き避けするようになり友達に冷やかされるのが嫌でその子からのバレン...
”雨は好きだ。皆が一様に困らされている感じがして、平等でいい。快晴を楽しめるかどうかにはかなりの個人...
三秋縋本人が選ぶそうです。エモいのお待ちしております。
暗い話や悲しい話が好きなんじゃなくて、誰かの存在価値が最大限に高まる瞬間を見たいだけなんですが、そう...
あと、どうして寂しい話が好きかというと、「寂しい人生も角度次第で美しく見える」と証明してくれるからで...
あくまで作品鑑賞時の話だけど、心の底から癒やしや静けさを求めているときに限っては、あらゆる恋愛要素が...
物語なんて、好きな人がいて、卒業が近づいて、特別な朝が来て、案外平気な自分がいて、通学路で会って、何...
「そのですね、何か困ったことがあったら、遠慮なく私にいってください。そのときは、一緒に困ってあげます...
駅弁がおいしいのも、深夜の缶コーヒーがおいしいのも、サービスエリアのソフトクリームがおいしいのも、屋...
ただ、1%の幸せを100個集めれば100%の幸せになるかというとそんな簡単な話でもなくて、結局のとこ...
佐薙ひじり、初期案だと黒髪パーマでモッズコートでドクターマーチンで赤マルな感じの女子大生だったんです...
「あらかじめ失われた青春の幻影を追い求めるうちに、喪失の確認行為そのものが目的にすり替わった人々」の...
どんな風にクリスマスを過ごしてもしっくりこないんですが、多分これって、幼い頃に読んだ絵本が僕にとって...
本日発売の『恋する寄生虫』1巻ですが、ゲーマーズさん、メロンブックスさんでは購入特典があるみたいです...
思春期をBUMP OF CHICKENで乗り切った人間なので、BUMP OF CHICKENの星の歌...
別に子供に戻りたいわけではなくて、ただ、夜中に外出するだけで街が遊園地みたいに見えたり、年の瀬を迎え...
あの頃みたいに世界がきらめいて見える日がもう一度来るとしたら、それは多分、死が間近に迫ったときなんじ...
12月と大規模通信障害とヘッドホン少女と寄生虫の話です https://t.co/mqE6Q4Lx1...
大規模電波障害によって公衆電話とか駅の伝言板とか手紙なんかが活躍する展開、非常にエモいですよね……
今日も僕と関係のないところで世界は美しいな、と年末年始の街を歩くたびに思う。
どっちかというと悪役の側に回って世界の破滅とヒーロー打倒だけを目的に生きて生きて日夜悪事を企てて世界...
『君の名は。』をつくった直後に更なるエンターテインメントに挑戦する新海誠さん、めちゃくちゃすごいと思...
いわゆる素敵なクリスマスより平常通り夜遅くまで大学に残って卒論に取り組み窓の外の雪を見てクリスマスな...
”そして僕は長いあいだ、彼女に対して僕の心の中の特別な部分をあけていたように思う。まるでレストランの...
これは村上春樹『国境の南、太陽の西』の一節なんですが、高校時代にこの小説が模試に出てきて、試験終了後...
とは言え、遠い未来、クリスマスをまったく祝わない時代が訪れたとして、そのとき僕はなんだかんだ物足りな...
最近まったく本を読めてないんですが、今年読んだもので印象に残っているのは『ゲームの王国』『オールド・...
ほたるのひかり やみよにきえて はかなきわたしの こいごころよ
僕がMW文庫から出している書籍の電子版が今半額になっていますが、そんなものに使うお金があったら、町外...
今年も幸せな勘違いと愛おしい錯覚と美化された思い出にすがってどうしようもない人生をやり過ごしていきま...
余命が正確に測定できるようになってからというもの、人は生まれてからの時間ではなく死ぬまでの時間が近い...
少年と少女は恋をしていましたが、二人の残り時間には大きな開きがあり、余命僅かな少女に両親は「一刻も早...
数日後、少女のもとを訪れた少年は、少女にふさわしい少年になっていたので、二人はきわめて健全に結婚でき...
これは去年のエイプリルフールの没ネタなんですけど、年老いた猫は人間の言葉をある程度話せるようになるん...
僕の裏アカウントを名乗って出会い系っぽいことをしているアカウントにフォローされたので、初めてブロック...
一昨年の夏に撮った、青春SF力が強い一枚です https://twitter.com/everb1u...
第40回吉川英治文学新人賞の最終候補に拙著『君の話』が選出されたそうです。めでたしめでたし。 htt...
BUMP OF CHICKEN式英才教育を受けた人間なので、幸せの定義とか悲しみの置き場とか今という...
「みんなが町で暮らしたり 一日あそんでゐるときに おまへはひとりであの石原の草を刈る そのさびしさで...
小さな頃、歩行者用信号の音響装置から流れる『とおりゃんせ』が苦手だった。歌として聞く分には全然気にな...
「主人公になりたかった」という話をすると「誰でも自分の人生の主人公なんだよ」という反論が返ってくるも...
どんな人生も捉え方次第だとか努力で後天的主人公になれるとかいう立場もあるのでしょうけど、僕たちの主人...
「〜っす」口調で、男友達っぽい距離感で接してきて、いつも馬鹿馬鹿しいことで笑い合うだけの仲だけど、連...
幸せの定義の中で僕がもっとも気に入っているのは「幸せとは満足へ向かう加速度のことだ」という森博嗣さん...
「われわれの不幸は、幸福の可能性がいよいよ現実のものとなりつつあると思われたまさにそのとき極地に達す...
それゆえに僕は、主人公が幸せになりきる前に物語が幕を下ろすか、そうでなければ主人公の死亡をもって終点...
自分と同程度に他人を必要としない他人を必要としているのだが、この手の二人の出会いは、透明人間同士の待...
今思えば最新作の根幹にあるのはカーペンターズの『青春の輝き』なのかもしれない。「私気づいてる、自分が...
気圧低下だ、自律神経を飼い慣らせ、傘を差して出所不明の絶望にそなえろ
「夏が僕らにもたらす喪失感は、制服が僕らにもたらす喪失感と悲しいほどよく似ている」というひどい文章を...
フィクションと現実を切り離して憧れの感情を排除する姿勢を、「非現実逃避」と捉えることもできるんじゃな...
芸術は長く、人生は短く、猫はかわいい
今読んでいる本、美しい猫が人間をガン無視して眠っている様子を「自分自身であるという贅沢にどっぷりと浸...
流行歌よりは携帯ゲーム機のBGMを子守唄に育ったところがあって、子供の頃の春に想いを馳せるとき、バッ...
孤独なのも息苦しいのも人生に意味を見出せないのも人間なら当たり前で、いまさらそんなことを重々しげに告...
性格が暗いので、迷惑メールフィルターにブロックされたメール一覧を罠にかかった獲物を見にいくような気持...
今年もスマホの画面に落ちた桜の花びらをスクショしようとして二次元と三次元の切ないすれ違いを演出してし...
我々の神々も我々の希望も、もはや科学的にしか考えられなくなってしまった以上、どうして我々の恋愛もまた...
春になっても憂鬱の種は一向に尽きないのに暖かい陽気や甘い花の香りで体だけは喜んでいる、その不協和が「...
フランケンシュタインの怪物が創造主に突きつけた要求、「人に愛されたり同情されたりしたいけど不可能だか...
怪物が創造主に復讐し続けたのは多分、ただ一人の友も得られないなら、自分を孤独にした加害者を自分と同じ...
週末の午前にタワレコでCDを買うというきわめて健康的なあれをした https://twitter.c...
吉川英治文学新人賞の選評、重松清先生と京極夏彦先生に好意的なお言葉をいただけたので、それだけでもう大...
仕事を休んで平日の植物園に行く、貸し切りの映像ホールの暗闇で異国の花畑を眺めながら人生の終わりを思う...
たとえば安楽死の話題などを持ち出すと、死ぬ勇気があれば何にでも立ち向かえるとか楽観的になろうといった...
そして結局のところ、我々の最大の敵は「それでも、いつかいいことがあるかもしれない」という悪魔の証明的...
生きることはすべて苦しみだと思っているのでどんな話をふられても「お辛かったでしょう」「お気の毒に」し...
弱虫すぎて幸福さえおそれているので「ほら、あのつらくないやつ……」と婉曲に幸せを表現するおくびょうな...
「みんな友達とか恋人とかどうやって作ってるんだろう……?」という謎が未解決のまま平成が終わった。たぶ...
中学時代はスピッツ式学習塾に通っていたので、ささやかな喜びをつぶれるほど抱きしめたり、よれよれの幸せ...
トイ・ストーリーの「飛んでるんじゃない。落ちてるだけだ。かっこつけてな」のシーンがアニメ映画で1、2...
僕たちクリエイターにとっては何にも感動できない状態と同じくらい何にでも感動できる状態は危険だ。感動で...
優れた作品ばかり観ていればいいかというと案外そうでもなくて、たとえば僕がもっとも創作意欲に駆られるの...
『迷路館の殺人』に登場する編集者は、優れたミステリ小説の条件について「作品の完成度とかは極端な話どう...
夏の初日に目を覚ますと「あなたが手に入れられなかったものすべて」と書かれた箱が枕元にある。箱には鍵が...
ある夏、彼は山奥で自分と同じ箱を抱えた女の子と出会う。鍵を探していたら怪我をして動けなくなったらしい...
持論ですが、気温が27度を超えたあたりから人体は生命維持にあんまり注意を払わなくなって、代わりにQO...
流行りを追うこと自体は健全でいいと思うけど、あまりに無節操な人を見ると「この人は悪いもんが流行ったら...
正しい夏とか失われた青春とか架空の思い出について語ったインタビューを公開していただきました。 htt...
模範的駄目人間なので平日の昼間に公園のベンチで野良猫と遊んでました https://twitter....
何が夏の絶景スポットだ、ガラガラの単線電車に乗って古民家みたいな駅で降りて駅舎の本棚にある日焼けした...
夕暮れに田舎町の丘の上に立って缶コーヒーを啜りながら眼下にぽつぽつと街灯が点り始める様子を眺めたり高...
十歳くらいの頃、肝試しのクジ引きで幼馴染の女の子とペアになったんです、男女ペアは僕たちだけだったから...
たとえば僕が酒の席で突然「シロツメクサの冠の作り方知ってる?」と尋ねたとします、そのとき、どうしてそ...
猫があんなにも自由でいられるのは、インターネットをやらないからだという説があるそうです。かしこい。
「君だけに教えるけど、実は私、羽があるの」と夜の児童公園で耳打ちされる、彼女が背中のファスナーを下ろ...
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夏が近づくと『イリヤの空、UFOの夏』を読み返す。秋山瑞人の何がすごいって何を書かせても面白いところ...
太宰治が自分のことを「三十六歳の男子」と書いていたので、僕も少なくともあと七年ちょっとは男子でいられ...
男子の二文字を見ると中学時代の合唱練習を思い出す。合唱コンクールのあの日、担任教諭は僕たちの拙い歌を...
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『NHKにようこそ!』の「俺は誰よりも欲張りなんだ。中途半端な幸せは欲しくないんだ。ほどほどの温もり...
W・サローヤンも言っていたように、作家の仕事とは「何をどう書くか」の決断が大部分を占めるので、実際に...
楽しみにしていた本が届きました。気づいていた人もいると思いますが、『恋する寄生虫』の佐薙ひじりが語る...
脳を揺さぶる蝉の声、畦道を飛び交う蛍、古びたバス停とひまわり畑、願い事を書いた短冊、坂道の先の入道雲...
僕の頭の中のサボローくんは卑劣なので、ぼくのなつやすみ2のCMとかHeart-Beat Motors...
現在の幸せの延長線上にある過去を懐かしむ"ノスタルジー"にはあまり関心がない。ゴミみたいな生活を送っ...
「落ち込まない人間がいるとしたら、それは多分、常に落ち込んでいるということだ」みたいな話を森博嗣さん...
私見だが、悲しみ慣れていない人の語る悲しみはやたら湿っぽく、悲しみ慣れている人の語る悲しみはひどく乾...
思いがけず 光るのは うにの幽霊
「どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る」と漱石は『草枕』の中で書いていた。旅行...
誰かの好きの結晶が気持ち悪くないわけがないのに(自由律俳句)
「どこか人目につかないとこで、すっごく気持ち悪いものつくろうよ」という甘美な誘い
なにがベイビーアイラブユーだと思って『新世界』今まで聴いてなかったんですけど、アルバム買ってちゃんと...
コミック版『恋する寄生虫』2巻、表紙が公開されました。7月26日くらいに角川コミックス・エースより発...
天気の子、ネタバレにならない範囲で感想を言うと、ホールデンにしてはたくましく、カフカくんにしてはなよ...
天気の子にもちらっと登場した『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、よく良識ある大人が「若い頃に読めば刺さ...
生きやすい人の世界は「この人に嫌われることはないだろう」と「この人には嫌われてもいい」で出来ていて、...
劣等感と和解するには、全人類に劣等感を抱くことで感情資源を早期に枯渇させるのがもっとも安全だと思う。...
そういえば、『君の話』が発売されてから一年ちょっとが過ぎました。あれは僕の二十代の総決算みたいなもの...
①欲しいものが手に入らないと悟り嘆く、②欲しかったものに大した価値がないと知り安堵する、③それでも欲...
りぶさんの「Ribing fossil」に作詞提供いたしました。初の作詞で至らない点も多々ありますが...
いい年をしてみっともなく足掻いている人にかつての自分を見て、諦めれば楽になれるよと老婆心から助言をす...
ずっと一人きりで生きていて、それで寂しいとも思わないのだが、一点だけ非常に困ったことがある。ディズニ...
普通、僕のような陰気な人間はディズニーランド的空間を憎んでいるものらしいけれど、あそこまで徹底的に妥...
タイ語版の三日間のあれです https://twitter.com/everb1ue/status/...
『たかが世界の終わり』のタイトルを先に使われてしまったので、『されど世界の終わり』というタイトルでい...
これまでにも何度か終末ものには挑戦しているのですが、ひとつは『終わる世界のアルバム』、もうひとつは『...
特に今の季節に顕著なのだが、カメラのファインダーやカーブミラーやモニター越しに見る世界の方が、自分の...
何百年も前に打ち上げられた花火の幽霊たちが深夜二時くらいに無音で夜空を埋め尽くしているのを目撃したい
「人生でいずれ私が味わうことになるあらゆる体験は、もっとも輝かしい形で、あらかじめ体験されているとい...
『ぼくのなつやすみ4』も壊れていたので、いつか突然終わる壊れた夏を遊んでいる。
「賢者がマニュアルを残さないのは、どうしてですか?」「人に教えること、教えられると思い上がることが、...
終末ものの映画や小説を鑑賞しているときより山間のトンネルの非常電話や北欧の町に降りしきる雪や廃駅のホ...
まんじゅうと片目隠れ前下がりボブ無表情丁寧語女の子がこわい
ある記事を読んで思ったのだけれど、「小説における美しい文章=喚起される映像が美しい文章」という認識が...
生命の重みに過敏なあまり犬や猫はおろか金魚を飼うことにさえ怯えていた女性が、意を決して投げ売りされて...
ものづくりはいい。何がいいって、作者が綺麗じゃなくても、作品は綺麗になる可能性があるのがいい。自分と...
文です https://twitter.com/everb1ue/status/1199678500...
冬ごもりのためにスイッチを買いにいったんですが、クリスマスソングの流れるゲームショップでゲームハード...
夏は何をしていてもすべきことを何一つしていないような焦燥感に襲われるが、冬は生きているだけで何かすご...
リアルな異性を書ける気がしないのですが、それを言えばリアルな同性を書けるわけでもないし、リアルな社会...
今年も有意義な一年でした。これもひとえに僕を温かく見守ってくださった僕自身あってのことです。ありがと...
オリジナルなものを作ろうともがくほどオリジナルから遠ざかって、逆に自分が偽物だと認めたとき、言うなれ...
先日発売された3巻をもって『恋する寄生虫』のコミカライズが完結いたしました。原作の雰囲気をこれ以上な...
今日からはこれを読んでいきます、若者はみな悲しいしインターネットはくたばれなので https://t...
世界がどうしようもなくどうしようもない場所だということを真正面から描き切った上で、「それはさておき」...
何かをやめるときの「卒業」という表現があまり好きじゃないのだけれど(挫折や脱落を向上とすり替えようと...
何かしら人生のささやかな転機のようなものを迎えた日、夜風の匂いが季節の変わり目みたいにやけに新鮮で濃...
前髪は目にかかるくらいでお願いします、世界は正視に耐えないので
拙著『恋する寄生虫』を原案とする映画が2021年に公開されます。よろしくお願いします。 https:...
一人で家にいると孤独になることができなくて困っている。思うに単独行動に慣れた独り身にとって自宅にいる...
二、三年前の初夏にふと蛍が見たくなり、蛍が出ることで有名な公園に行った。四時間ほど探し歩いて、結局最...
浴衣と甚兵衛を着た夏の使者みたいなカップルとすれ違ったので、警戒態勢に入りました
"あのころはいつもお祭りだった”という書き出しが良い。 https://twitter.com/ev...
ボーイミーツガールを至上のものと位置づけた瞬間から人生は負けの決まったゲームになるのだが、このゲーム...
生活を良くするために日々努力しているはずなのだが、その肝心の「生活」がどこにもない。いつも未来や過去...
フィクションの登場人物が「自分の人生なんにもいいことなかったな」と冷静に考える場面と、それに伴う溜息...
私事で恐縮ですが、ニトリの猫を買いました
「あなたと出会って何もかもが変わりました」という感じの月並みなラブソングばかり聴いていたい
平日の道の駅とかサービスエリアでぼうっとしていると生と死の境目にいるような気がしてくる、たぶんこの世...
ないものねだりの隣の芝生は青いなので、ないものしかない人の目に映る世界はいつまでも青々として色褪せる...
指先で触れてほしかっただけの人間が死ぬ前に手を握ってもらうような話ばかり読んでいたい
明日発売のSFマガジン10月号にエッセイを寄稿しています。場違い感がすごい。 https://twi...
せっかちなので既に「今年も終わりか……」という気分でいます
出会うべき人と出会えた喜びを歌った歌は出会うべき人と出会えていない嘆きを歌った歌と同じことを反対側か...
悲しみや絶望に打ちのめされた主人公がクリスマスのイルミネーションに彩られた街や遊園地みたいなところを...
テレビのない生活を十年くらい送って、これといって不便は感じていないのだけれど、「あの年あの季節あの時...
終わりゆく人間なので終わりゆく時期が好きです
今朝は覚えていると辛いけど忘れるには惜しいタイプのやっかいな夢を見ました
ヨルシカの配信ライブを見ていました
上京したての頃に出会ったすばらしい坂とすばらしい商店街をもう一度訪れたくて方々を探し回るものの見つけ...
感傷が流行すると都合の良いときだけ感傷的であろうとする人々が現れて大袈裟な言葉で傷を語り始めるのだが...
「いい作品だったな、でも僕ではない誰かのための作品だったな」を毎日のように繰り返している
春を迎えるたびに人生ってこんなに人生だったのかと気付いて衝撃を受ける
あの頃と同じ服を着てあの頃と同じ靴を履きあの頃と同じ音楽を聴きながらあの頃のように4号線を走りあの頃...
道の駅でぼうっと小説の神様みたいなやつが来るのを待っています
知人に紹介するのはちょっとためらわれる程度に恥ずかしい作品にしか本当の意味で心を揺さぶられることがな...
こんなに夏っぽくない夏は見たくないので夏が終わりかけて少し安心しています
映画や本の登場人物に影響されてちょっと変なことをするやつをしたい
そういえば、『君の話』文庫版の電子書籍には単行本発売当時に特典ペーパーに掲載されていた掌編「聖地巡礼...
湖畔を散歩していたら一人でサッカーボールを蹴っている男の子を見かけ、なんだかものすごく羨ましくなって...
これになっている https://t.co/XICpkuaKa3
30歳になってもでっかいイオンにわくわくするのをやめられずにいる
土砂降りの雨なのに太陽の周辺の雲が薄いからか、西日が町をセピアに染めて思い出の風景の中にいるような感...
前世を見たり聞いたり読んだりしてきました